籠原の不動産屋さん 紀ノ国商事株式会社 籠原・熊谷・深谷の不動産の売買 土地・建物の仲介・賃貸・管理・コンサルティングなど

籠原の不動産屋さん キノクニドットコム

籠原の不動産屋さん 紀ノ国商事株式会社

トップページ >> コラム >> 実印と印鑑証明書が合わない!?

実印や印鑑証明書は、主に重要な書類を作成するときなどに必要となります。
不動産関係では、不動産を売買や連帯保証人承諾書などに使用します。
非常に重要なケースで使う半面、そうやたらと使うものではありません。


先日、不動産の売買の決済がありました。
決済とは、不動産の売主さんが所有権を買主さんに渡し、買主さんが売主さんに代金を渡すことです。
これを同時に行ないます。
この時、売主さんは実印と印鑑証明書が必要となります。


今回の売主さんは東京の方でした。
当日に籠原に来ていただくため、事前に必要なものを伝えておきます。
その中に実印と印鑑証明書も含まれています。
「実印と他の印鑑を間違えて持ってくる人もいますので、よーく確認して持ってきてくださいね」
何回も念を押したので、当日はちゃんと持ってきてくれました。


決済の手続きが進み、司法書士の先生に売主さんの実印と印鑑証明書を渡します。
先生は委任状などに実印を押していきます。
すると・・・


「あれ?この印鑑と印鑑証明、合わないよ?」
なんですと!?
実印と他の印鑑を間違えて持ってきたのか?
たまにこういうケースはありますが、そのためにあれほど念を押したのに!
見ると、似てはいるものの、確かに合いません。
これじゃ、手続きは進みません。
弱ったな・・・


まあ、たまに違う印鑑を持ってきてしまう人はいます。
本人は実印のつもりでも、勘違いすることはあります。


私が見ても印鑑証明書の印影と、この印鑑の印影、合わないのは間違いありません。
印影の一部が欠けているとかのレベルではなく、明らかに違います。
本人がどんなに主張しても、これでは認められません。
司法書士の先生も
「これでは登記できないよ」
とサジを投げました。


売主さんに確認すると
「いや、間違いなくこれが実印だ。」
と言い張ります。
「絶対に間違いない。これ以外にない」
どういうことだ?


そこでよーく印鑑を見ると、なんだか形がおかしい。
普通、印鑑を真横から見ると平らになっています。
П ←こんな感じ


しかしこの実印、平らじゃない!
先端が丸まっています。
∩ ←こんな感じ


これでは正しい印影が出るはずもありません。
ギュっと押すと印影が歪みます。


売主さんに聞いてみたところ
「印鑑登録をしたのは20年以上前」
「仕事で毎日60回くらい押している」
「印鑑の材質はツゲ」
ということ。
使いすぎて磨耗してしまったというオチでした。
そんなに実印使う人、見たことありません。


司法書士の先生も
「この仕事を30年やってるけど、こんなケースは初めて」
と言っていました。


結局、法務局まで行って相談しましたが、実印とは認められませんでした。
磨耗しきった印鑑では、新しく印鑑登録しなおすこともできそうにありません。
結局、新しい印鑑を作成して印鑑登録をして、もう一度決済することになりました。


これは「債務不履行だ!」と言われても仕方ないケースです。
今回は買主さんが再度の決済に応じてくれたので問題ありませんでしたが、本来は非常にまずいです。
「これからは印鑑証明と実印の印影を事前にチェックしとかないといけないな・・・」
と思った騒動でした。
それと実印をたくさん使う人は、磨耗しにくい象牙なんかで作りましょう。
そんな人、他にもいるかわかりませんが・・・




籠原の不動産屋さん キノクニドットコム ページトップへ籠原の不動産屋さん キノクニドットコム 戻る籠原の不動産屋さん キノクニドットコム ホームへ
籠原の不動産屋さん キノクニドットコム