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不動産業者の大きな仕事のひとつに不動産物件の売買の仲介があります。
売主と買主の仲立ちをして、その手数料が稼ぎになります。
一般的に売買価格の3%が手数料で、手間は価格に比例せずに同じくらいです。
不動産業者にとって売買される不動産物件の価格が高ければ高いほど稼ぎがいいわけです。

そんな不動産業者である私ですが、お会いするお客さんに必ず言うことがあります。
本当は私としては高いものを買ってもらったほうがいいのですが、逆のことを言います。
それが題名の「住まいに金をかけるな」です。

住まいはそれ以上お金を生まないものです。
どんなに素晴らしい家でも、それ自体は利益になることはありません。
お金をかければかけるほど、住まいは素晴らしく、快適になります。
しかし、住まいにそんなにお金をかける意味はあるのでしょうか?

住まい、すなわち土地と建物を購入する場合、たくさんの理想があります。
100%満足いく住まいにするためには、かなりの費用がかかり、たいていは考えていた予算をオーバーするでしょう。
でも一度夢を見てしまうとなかなかランクを落とせなくなります。
良いものを見てしまうと、それ以下のものでは満足できなくなるものです。
その結果、最初に考えていた予算をオーバーしてしまう人は少なくありません。
そうなれば住宅にかける月々の費用は増え、相対的に全体の生活のレベルは低下することになります。

快適な住まいを得るために生活を苦しくしては本末転倒です。
住まいは利益を生まない以上、分相応、身の丈にあったものにするべきです。
なにも限界までケチれといっているわけではありません。
物に相応なお金は出さないといけません。
しかし、それ以上の、余分なお金は使うなといっているわけです。

余裕があるのならその分は人に投資してください。
自分や家族のために使ってください。
お金は物に使うな、人に使えと言うのが私の意見です。





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